みなさんはパンスターズ彗星という名前を聞いたことがありますか?
 

パンスターズ彗星とは、2011年6月6日に米国ハワイ州・マウイ島に設置された
パンターズ1望遠鏡による観測で発見された彗星です。
 

今回はこのパンスターズ彗星と、木星の星空観察会が実施されるとのことで、私も参加してきました。
 

今回の会場は、株式会社エルムの駐車場。
(地図はこちら → http://goo.gl/maps/AxUyM
 

この星空観測のために、特別に会場を提供してくださったとのこと。
 

株式会社エルムさんは、産業用省力化設備や電子応用機器の開発を手掛ける企業で、
ディスク修復機を製作するにあたっては、DVDを効率良く修復する自動機を考案し、
世界シェア9割以上を達成している南さつま市が誇る世界的な企業です。
景色バッチリです。エルムさん、ありがとうございます!
 
 
 

さて、パンスターズ彗星の話に戻ります。
発見された当初、この彗星の明るさは最大0等級から1等級程度だろうと計算されていたそうです。
 
しかし、2012年秋の時点で、当初の予報を1.5等級ほど上回り、
現在では、最大でマイナス1等級の明るさを放つ大彗星になると予想されているとのこと。

マイナス1等級が、どのくらいの明るさかといいますと・・・
太陽の次に明るい恒星シリウス並み。
とても明るい彗星だということがお分かりいただけると思います。
 

しかし、2月に入り太陽からの距離が1天文単位を切ったにも関わらず、
当初の予測ほど明るくなっていないようです。
そのため、パンスターズ彗星の実際の最大光度はせいぜい3等級程度になることも
考えられ、高度と日没後の条件などから、肉眼での確認が難しい可能性があるとの
情報が今月に入り専門機関のホームページ等に出ていました。
 

そして、このパンスターズ彗星、
なんと地球から見えるのは今回が最初で最後。
再び地球から見えることは今後一度もないというのです。
 

まさに一生に一度のチャンス。
パンスターズ彗星を一目見ようと、たくさんの方々が会場に駆けつけました。
 

星空案内人は、加世田サイエンスクラブの方々。
とても詳しく、丁寧に解説してくださいました。
 

加世田サイエンスクラブさんは、
ハレー彗星が地球に還ってくることで話題となった
昭和60年(1985年)4月に発足した団体です。
 

南さつま市をはじめとする薩摩半島各地の学校や公民館で
星座観望会や星座教室を開催し、星空の美しさ・自然の大切さを通した
自然科学の楽しさを普及する活動を行っています。
 

現在会員は、10名。
自営業者、会社員など、それぞれに仕事をしながら活動されています。
 

お忙しい中、大変貴重な体験をすることのできる機会を提供してくださいました。
感謝ですね。
 


 

さて、待つこと1時間。
 

普段は、何気なく見ている夕日も、じっくり見ると美しいものですね。
周囲も少しずつ暗くなってきて・・・
 

加世田サイエンスクラブの方々が必死に探してくださり、
ついに、パンスターズ彗星を発見することができました。
 

肉眼でも観察できるとたかをくくっていた私。
天体望遠鏡が必需品でした。
 

大型双眼鏡を覗き込ませてもらうと・・・
 

きれいな彗星が!
 


 


 

当日、写真撮影がだきなかったので、
3月14日に加世田サイエンスクラブの方が
撮られた写真をいただきました。
 

 写真上段:野間岳との合成写真(下段の写真と野間岳の風景を合成)
 写真下段:パンスターズ彗星(C/2011 L4)
 

 ※ 撮影データ
 ※ カメラ:DMC-GH2
 ※ 撮影日:3月14日 19:17
 ※ 露 出:10秒
 ※ ISO:400
 ※ レンズ:400mm F5.6(800mm相当)
 ※ 絞 り:F8
 ※ 撮影者:加世田サイエンスクラブ 会長 宮原さん
 
 
 

一生に一度しか観察できない「パンスターズ彗星」。
 

そんな貴重な星空を無料で観測する機会を提供しているイベントは
なかなかないと思います。
 

「すんくじら」にある街だからこそできる贅沢なイベント。
 

次回、彗星が接近する際にはぜひともご家族でご参加ください!
 


 

加世田サイエンスクラブさんは、
大気汚染など昨今の環境問題を学ぶ場として
星空観察会を開催しています。
 

次回の開催もお楽しみに!!!
 

次回は、2013吹上浜砂の祭典会場内で5月3日(金)、
5月4日(土)に星空観察会を開催する予定です。
 


 
 
 

2013年03月21日
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